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警察なりすまし電話の対策は?特徴と具体例を解説

警察なりすまし電話の対策は何?不審な電話の特徴を具体例とともに解説
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2024年5月で警察になりすました特殊詐欺電話による被害が多数発生しているようです。

▶︎読売新聞オンラインニュースより

被害金額は数十万〜数百万で、一番最近の被害報告だと800万円もの被害だと聞いて驚愕しました。

なりすました電話を1度出てしまったばかりに、被害に遭われた方は親からも、消費者金融からもお金を借りて要求された金額を支払ってしまったようです。

何か対策はなかったんでしょうか?

不審な電話の特徴には、何個かポイントがあるってことはご存知でしょうか?

この記事には具体例も紹介していますので、警察になりすました電話の対策を考えてみましょう。

それでは、早速みていきましょう!

 

【0110】なりすました電話の対策は何?

ここ最近2024年5月、警察になりすました電話による特殊詐欺の被害が増加傾向であると警視庁からニュースがありました。


被害額は1人あたり数十万〜数百万にも及ぶと言われています。

では、一体どんな対策をとればいいのでしょうか?

対策をまとめるとコチラになります⇩⇩

警察になりすました電話の対策方法
  1. 着信電話番号を確認・メモする
  2. 電話に電話に出ない
  3. 電話を着信拒否・ブロックする
  4. 速やかに#9110に相談する(警察本部等の総合窓口)

それでは、対策を詳しく1つずつ具体的に解説していきます。

 

なりすまし電話か着信電話番号を確認する

警察になりすまし電話にはいくつか特徴があるのでしっかり押さえておきましょう。

  • 電話番号の初めに【+81】
  • 語尾に【0110】→実在する警察本部の電話番号を使用してくる

ここで不審な点があるのは、実在する警察本部の電話番号なんですが、電話番号の初めに【+81】とありますので、海外からの電話に分類されていることです。

警察本部からの電話番号は当然日本発信なので、これはおかしいですよね。

  • 電話番号の初めに【+】
  • 語尾に【0110】

この2点をしっかり覚えておきましょう!

 

なりすまし電話の着信に出ない

おかしい・不審に思う電話番号を確認したら、電話に出ないことを徹底してください。

そもそも、電話に出なければ詐欺の被害に遭うリスクが格段と下がります。

とは言いつつも「電話に出ないと相手に悪い」からとか、「詐欺だと断定はできないでしょ」という理由で出てしまった際に、心理状況を追い込まれると被害に遭ってしまいやすいので注意が必要です。

 

なりすまし電話番号を着信拒否・ブロックする

1度着信が来た場合、その後に複数回、更に期間を置いてまた着信というケースがあります。

というのも1度電話が繋がったということは、特殊詐欺グループは「この電話番号は使用されている」と認識できるため、複数の詐欺グループに情報が漏れ、何度も電話着信があると予想されます。

また仮に出てしまった際に、高齢者の方、女性の方、その時の反応で精神的に弱そうな方など見抜かれ、詐欺側の攻撃が、より一層増すことも考えられます。

不審な電話番号は、着信拒否・ブロックを推奨します。

 

速やかに#9110に相談する(警察本部の総合窓口)

お持ちの携帯・スマホで電話番号入力画面で「#9110」と入力。

通話ボタンを押すと、発信地の警察本部の総合窓口に直接繋がります。

もちろん、なりすまし電話による詐欺被害に遭われた時や、その他で困ったことがあれば相談できますので、1人で考え込まずまずは第3者に相談しましょう。

被害に遭われた方の多くは、1人で考え込んでしまい冷静な判断ができない状態に陥ってしまいがちなので、迷ったら相談、「#9110」に電話をかける と決めておきましょう。

 

#9110にかけてみた実例

SNSから実態を調査してみました。

参考までにどうぞ。

「#9110」に電話かけてみたけど、混み合ってますって自動メッセージが流れるだけだった。

時間帯にもよるみたいですが、少し繋がりにくいのかもしれませね。

警察に繋がらないとなると一層不安になってしまいそうです。

夜〜深夜帯は留守番電話になったとの情報もありました。

「#9110」に電話したらとても親切に対応してくださいました。

きちんと話を聞いてくださって、その後の話もしてくれる方で良かった。

繋がりにくいという声がたくさんありますが、ちゃんと繋がっている方も居ました。

対応も良かったみたいで、安心できたようですね。

 

【0110】なりすました電話に出てしまった時の具体的な対応方法

突然の電話でついとってしまった、知っていたけどやっぱり出てしまった。

人間なのでヒューマンエラーはつきものです。

しかし、電話をとってしまっても一旦落ち着きましょう。

なりすまし電話に出てしまった時の対策をまとめるとコチラになります⇩⇩

警察になりすました電話に出てしまった時の対策方法
  1. 相手の氏名と所属を聞き出して、こちらから折り返すと言う
  2. 理由をつけて無理やり切断
  3. 相手が言っていることは全て嘘だと思い込む
  4. とにかく落ち着いて対応する
  5. 「銀行」「クレジットカード」「電子マネー」「振込」「入金」というワードが出たら詐欺濃厚
  6. 相手が急かしてきたら詐欺濃厚

それでは、1つずつ詳しく解説していきます。

 

相手の氏名と所属を聞き出して、こちらから折り返す

電話相手の氏名と所属を聞き出しましょう。

警察からの電話なので、普通なら所属部署なんて即答ですよね。

  • すぐに返事が返ってこない
  • 急に聞き取りにくい声になる
  • 「あー」「えー」という繋ぎ言葉は怪しい

この辺りを押さえておけば問題ないでしょう。

まずはこちらから牽制をし、相手にペースを握られないようにしましょう。

 

理由をつけて無理やり切断

とりあえず切るといのも1つの対策になります。

万が一電話を受け取ってしまった場合でも、切断してしまえばいい話です。

その際しっかり電話番号は確認して、最初に述べている電話番号の特徴と一致したら、即切断で大丈夫です。

相手は、電話を切らせないようにしますので、理由を付けて無理にでも電話を切って、第三者に相談しましょう。

不安なら「#9110」へ相談しましょう。

 

相手が言っていることは全て嘘だと思い込む

こちら側が喋る隙を与えないよう一方的に喋ってきます。

その際全てが嘘だと思い込みましょう。

受け入れてしまうと、心理的に追い込まれ、相手の言うことが正しく聞こえてしまいがちです。

 

とにかく落ち着いて対応する

とにかく焦らないこと、落ち着いて対応しましょう。

これは詐欺だと認識するまでに時間がかかっても、こんな話絶対おかしいという感覚は間違いではないので安心してください。

第三者が隣にいるならすぐに相談しましょう。

被害に遭わないためにも、落ち着いて正しい判断をすることが大切です。

 

怪しいワードが出たら詐欺濃厚で警戒を強める

警察になりすました詐欺電話では、普通警察が言わないようなワードが飛び交います。

その中でもとくに警戒を強めて欲しいワードをピックアップします。

  • 銀行
  • クレジットカード
  • 電子マネー
  • 振込
  • 入金

これらのワードは詐欺被害に遭われた実例でも、よく使用されるワードです。

ここ最近は○○PAYなどの電子マネーも復旧しているので、金銭のやり取りが様々です。

このワードが出てきたら、詐欺である可能性は非常に高くなってきます。

相手が銀行での手続などを求め始めたら、警戒するとともに、振り込みには絶対に応じないこと。

具体的に送金や金銭の受渡しの話などがあった場合は、そのまま無視して電話を切ることを徹底してください。

警察になりすました電話以外にも、他業者になりすました電話でも全く同じような事例がありますので、十分注意しましょう。

 

相手が急かしてきたら詐欺濃厚で警戒をより一層強める

詐欺相手はできるだけ早くお金を受け取りたいと思っています。

相手が急かしてきたり、こちらの行動にイライラしている様子があれば、警戒をより一層強めましょう。

被害者を慌てさせること、恐怖心をあおって冷静な判断力を奪うのが目的ですので、落ち着いて対応しましょう。

 

【0110】なりすました電話・不審な電話の特徴

電話番号の語尾が【0110】の警察になりすました特殊詐欺にはいくつか特徴がありました。

その検証した内容がこちらになります⇩⇩

警察になりすました電話の特徴まとめ
  1. 実在する警察署の電話番号が表示される
  2. 逮捕される、裁判になる、不正利用されているなどの言葉で恐怖心を煽ってくる
  3. なかなか電話を切らせてくれない、引き伸ばそうとしてくる
  4. 誰にも相談せず一人で銀行へ行くよう指示してくる
  5. 第三者に他言しないよう念押しされる
  6. 電話が途中で切れても、再び着信が来る
  7. 電話相手が複数の人物で、冷静な判断ができないようにする
  8. 高度な暗号化機能を持つアプリ(テレグラムやプロファイルダウンロード)を利用するように仕向け、記録を残さない手口

非常に悪質極まりないですね。

相手が日本人ではないことも多々あるようで、カタコトの日本語の場合も警戒しましょう。

 

なりすまし電話による特殊詐欺の具体例を紹介

ここでは、ここ最近増加傾向である、なりすまし電話による詐欺に危うく引っかかりそうだったという事例をピックアップしてまとめてみました。

参考にしてもらえればと思います。

 

事例その①警察になりすまし電話「あなたを狙っていた銀行員を2名逮捕した」

犯人:恐れ入ります。 行徳警察生活安全課のナラオカと申します。

犯人:○○さんのご自宅でお間違いないでしょうか。

被害者:はい

犯人:あっ、いきなりのご連絡で申し訳ないんですが、○○さんにお伺いしたいことがあって、今ですね、うちの署の方で銀行職員を2名逮捕してまして

犯人:この二人がですね、○○さんのご自宅を狙っていたと言っているものですからね、ちょっと名前の確認を取っていただきたいんですけど

犯人:〇〇という銀行員の名前ご存知ないですかね?

被害者:わからんねーどこの支店ですか?

犯人:えーと、これ市川市内なんですけれども、ちょっと支店とかはね、お伝えすることができないんですけど、窓口とかでこのくらいの年齢の人に話しかけられたりとかはないですかね。

被害者:わからないですねー。

犯人:でしたらご家族の方お願いしていいですか?

被害者:今出れないので、折り返しますよ?

犯人:あーはいはい、わかりましたー

被害者:警察ですよね?

犯人:はいはい…(電話切断)

 

事例その②警察になりすました電話「持っているキャッシュカードや通帳を確認させて」

犯人:もしもし。

犯人:私、流山警察署生活安全課の山口と申します。

犯人:こちら○○様のご自宅でお間違えはないでしょうか。

被害者:はい。

犯人:えーとですね。突然からの、警察のご連絡で大変恐縮だったんですが、こちら先週の14日の金曜日にですね、流山市内において18名の大規模な詐欺グループの一部を検挙いたしまして、その事件の捜査のご協力 と注意喚起の方でご連絡をさせていただいてます。

被害者:はい。

犯人:この詐欺グループについて、○○様に何点かご確認したかったんですが、 えー、実はこの詐欺グループの中にですね、現役の銀行員が3名ほど混ざってまして、銀行の内部情報を暴力団関係者に提供していたんです。

被害者:はい。

犯人:で、ここからが○○様に関係してくるお話だったんですが、その銀行員の自宅を捜査したところ、個人情報がたくさん記載された名簿が発見されまして。

犯人:67通に及ぶ偽造された通帳やキャッシュカードを押収したんですが、その中に○○様のご名義の物もございました。

犯人:そこで、確認の一つとして、どんな些細なことでもかまわないんですが、最近ご自宅の方に何か不審なお電話、訪問、手紙などってなかったでしょうか?

被害者:ないですね。

犯人:実はですね。現在流山署の方に、○○様名義の通帳やキャッシュカード、これ8行ほど押収しているんです。で、今から押収したこの8つのご口座を伝えさせていただきます ので、ちょっとお使いのものがあるかどうかお調べいただきたいんですが。

犯人:メモのご準備お願いできますか。(メガバンク、地方銀行等8つの金融機関を挙げて、どの金融機関のキャッシュカードを持っているかを確認してきた。)

被害者:妻が管理しているのでよくわかりません。

犯人:最近ですね。不正出金の被害が出ていまして。不正な引出をしている可能性というものがあるんですけど、実はなんですけれども、これ、我々守秘義務というものがあるんで、どなたかということまでは言えないんですが、えー、これご自宅のご近所様の方でも、今朝、2件も被害が出ているんです。

被害者:2件もですか…。でも妻が持ち出しているのでわからないです。

犯人;(急にトーンがさがり)また怪しい電話がありましたら、流山署までご連絡いただいてもよろしいでしょうか。では、失礼いたします。

 

詐欺被害に遭っている人の特徴まとめ

詐欺被害に遭っている人の特徴まとめ
  1. 携帯電話をかけながらATMを操作している
  2. 高齢者が一人で高額な振り込みまたは引出しに来ている
  3. 慌てていたり、落ち着きがない態度である
  4. 何度もATM操作のために来店している
  5. 振込先をメモに書いている

こんな人を見かけたら詐欺被害に遭っているかも!?

自身を含めた、自分の周りの人にこんな人は居ないか確認してみましょう!

もし側に居たらあなたが第一発見者です!

すぐに相談にのって怪しいと思ったら通報してあげましょう。

あなたの気づきが被害を最小限にします。

 

まとめ

警察なりすまし電話の対策は何?不審な電話の特徴を具体例とともに解説

近年スマホの復旧率は急上昇しており、小学生からスマホを持たせる家庭も増加傾向にあります。

ここ最近国際電話になりすました電話や警察になりすました電話による特殊詐欺の被害が増えている現状です。

スマホは非常に便利ですが、こういった特殊詐欺の被害に遭う可能性もあるということは知っておきましょう。

具体例をあげるとしたら、不審な電話から着信があった時や見知らぬ電話番号から着信があった時は、とりあえず無視するを1つの対策としてみてください。

語尾が【0110】電話番号は普通は警察ですが、この番号を利用して相手を信じ込ませ、お金を振り込ませる特徴がありますが、普通警察からお金を振り込んでほしいと言われることはないので”お金を振り込んでほしい”というフレーズがあった場合は特殊詐欺だと思ってもいいでしょう!

その他にも電話番号の初めに【+】などの特徴もありますので、着信があった際は電話番号をしっかり確認しましょう。

この記事を読んでいただいた方へ。

そして周囲の方にも情報を拡散して警察になりすました特殊詐欺の電話による被害が少しでも無くなることを祈ります。

以上で「警察なりすまし電話の対策は何?不審な電話の特徴を具体例とともに解説」を終わりたいと思います。

最後までありがとうございました。